ちょうど、以下のような記事が載っていたので、ふと「ビジネスモデルを理解すること」について考えてました。
「無料お試し」宅配ビデオ、知らぬ間に利用料 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
インターネットでの注文で、借りたいDVDやCDが自宅に届く「宅配ビデオレンタルサービス」に関する苦情が増加しているとして、国民生活センターは20日、注意を呼びかけた。
京都府の無職男性(60代)は、「無料でお試し」とうたう宅配DVDレンタルサービスに会員登録をした。レンタルは1度もしなかったが、数か月後、クレジットカード決済で月額利用料を引き落とされていることに気付いた。知らないうちに有料会員となっていた。
業者は無料の試用期間を設定しているが、それを過ぎると自動的に有料サービスに移行し、その後は利用の有無に関係なく、月会費がかかるものが多い。ただ、この説明を小さな文字で記載するなど、わかりにくい表記のため、消費者に誤解を与えているという。
ビジネスモデルの話ということで、ホスティング会社のクララオンライン家本社長が、ブログでこんなことを書かれています。
The Planet が無料で開発者向けのサーバを提供している − iemoto BLOG
結局、専用サーバを提供しているホスティング会社は100パーセントの稼働率にはならない以上、余剰となるサーバが出てしまうのです。しかも最新の機器でないと現行のサービスには使えませんから、少し古くなったサーバは何か別の用途に使いたいわけです(よくある、「動作は全く問題ないけど型落ちなんです」というやつ)。かといって、サーバを稼働させると、ラックや電源などのコストが発生するため、完全に無償でご提供することは出来ません。そのような時、一つはクララの場合には営業部隊が開発用途などのサーバにご提案してくるときもありますが、もう一つ、今すぐの売上には繋がらないけれど、コミュニティのためになる、とか、将来の新しいビジネスの卵を探すことにな繋がる、といったことに使う発想も出てくるわけです。実際、The Planet だけでなく、日本国内の事業者も概ね、スタートアップのprojectをサポートしましょうというスタンスで将来の可能性に先行投資しています。クララとしても、全く同じような真似事になってしまうと面白くないので、何か違うかたちでInternet Community や New Project に協力できるように考えたいと思っています。
良い比較かどうかは分かりませんが、どちらも「無料」というキーワードが出てくる記事です。先のDVD宅配業者は、今までの「何枚借りたらいくら」ではなく、月額基本料金において「同時に何枚まで借りられる」という料金体系になっていると思います。これは、月額料金にすることで、解約の手間を嫌って、使っていなくても払い続ける人が多いことに期待しているんだと思います。毎週、毎週レンタルショップに行っていた人にしてみたら安くなると思うかもしれませんが、それは「宅配」がある程度カバーしてくれているんじゃないかなと思います。(確か、普通郵便で返却だったと思うので、何日で到着するかは保障されていないし、送信元でもわからない)
そうした、ある種のビジネスモデルについての理解を、もっと積極的にしていったほうが良いんじゃないかなと思います。オレオレ詐欺とか、3D空間のマトリックスシティー詐欺だとかに共通するんじゃないかなぁとおもう。だまされた奴が悪いとか、詐欺の片棒を担ぐわけじゃないけど、もっと裏側に興味を持つべきかなと。