2009歯科技工士実態調査

歯科技工士に関する最大の調査といわれる「2009歯科技工士実態調査」についての記事が出ていました。(報告書自体は、2009歯科技工士実態調査:報告書 – みな歯科オープンWIKI で公開されています。)

歯科技工士を続ける上での問題点、「低賃金」が最多(医療介護CBニュース) – Yahoo!ニュース

日本歯科技工士会が取りまとめた「2009歯科技工士実態調査」によると、歯科技工士を続ける上での問題点として「低賃金」を挙げる人が最も多く、7割弱に当たる67.9%だった。

調査は、全国の歯科技工士2992人を対象に、昨年7月7日―8月20日に実施。勤務者746人と自営者518人の計1264人から有効回答を得た。回答者の平均年齢は44.8歳だった。

歯科技工士を続ける上での問題点を聞いたところ(複数回答)、「低価格(低賃金)」(67.9%)が最も多く、次いで「長時間労働」(42.8%)、「健康保険制度への位置付け」(24.1%)、「健康問題」(21.7%)などの順。回答者の平均年収は432万円だった。

「歯科技工士」という職業について、未来に希望の持てる職なのかといわれるとすごく微妙なんだろうな、と第3者として客観的に見て感じる。もちろん、基本的に仕事に貴賎は無いと言われるし、やりがいや「手に職」という点ではその他の仕事に比べてなんら劣るものではないと思います。ただ、取り巻く情勢が難しいのかな、と。歯科業界という特性もあるとは思うけど。

技工物製作の現場にも IT 化の波は押し寄せていて、CADの導入はすでに一般的、それに加えて、機械的に形を削り出す、いわゆる「3Dプリンタ」も、歯科医院でも比較的一般的に手に入れられるようになり、活用される事例も増えてきています。問題なのは、削りだした後。

技工士はあくまでも技工物を製作する人間で、法律上、患者さんの口の中を触ることはできません。そうなってくると結局装着感やかみ合わせの問題をチェックするのは歯科医。歯科医でチェックしてその場で調整してしまうのであれば、「3Dプリンタ導入したら技工士は必要ない」という判断になってしまいます。勤務してる技工士が居るところでは、簡単には導入が進まないかもしれませんが、外注で技工物をまかなっているところでは、そうした判断も比較的容易にできるのではないでしょうか。

すでに、技工物をそうした3Dプリンタで作り出す専門の会社も存在するようです。そうしたところでは、国内だけでなく、中国などの富裕層向けの義歯製作もおこなっているとのこと。(参考: 義歯設計も3D時代 デンタルサポート 企業と匠を融合 (1/2ページ) – MSN産経ニュース)こうした企業形態も今後増えてくるかもしれませんね。

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